そのだ整形外科へ寄せられるよくあるご質問について掲載しています。
整形外科とは主に何をみる科ですか?
年齢は小児から高齢者まですべての年齢を対象とします。 部位は脊椎(せぼね)、四肢の骨、関節筋肉、腱、靭帯、脊髄、末梢神経などの運動に関する器官すべてであり、これらの病気や外傷(けが)を治療します。 腰痛、肩こり、膝などの関節の痛み、外傷(骨折、靭帯損傷、肉離れ など)、スポーツ障害、関節リウマチ、骨粗鬆症などが代表的なものです。
昔から腰痛・肩こりがあります。 やはり整形外科を一度受診した方が良いですか?
腰痛・肩こりの中には筋肉のはりによる「いわゆる腰痛・肩こり」でないものもあります。 痛みの原因をはっきりさせるため、診察・レントゲン検査、場合によってはMRI検査が必要になることもありますので、整形外科への受診をおすすめします。
母が骨粗鬆症で背中がまがっています。 自分もそうならないかと心配です。 何か良い方法はありますか?
骨粗鬆症の程度が強いと脊椎(せぼね)が圧迫骨折をおこし、背中がまがってくることがあります。骨粗鬆症に対しては、食事療法・運動療法の他にも、内服薬による治療もあり、骨粗鬆症の改善や進行を予防することもできます。まず骨粗鬆症検査を受けて自分の骨の健康状態を確認しましょう。骨密度検査は痛みは全くなく数分で終わります。
スポーツ障害でよく耳にする疲労骨折とはどのようなことですか?普通の骨折とどう違うのですか?
1回の強力な外力(ひどく捻ったり、打撲したりする)で起こる通常の骨折と違い、骨の同一部位に力が繰り返し加わることによって生じる骨折を疲労骨折といいます。針金を曲げ伸ばししていると折れる現象によく似ています。 脛骨(けいこつ)・腓骨(ひこつ)・中足骨など下肢の骨に多発し、ランニングによるスポーツが原因となることが多い疾患です。
変形性膝関節症とはどんな病気ですか?
関節の表面を覆う関節軟骨がすりへったことによっておこる疼痛を主体とした疾患です。 「立ち上がる時痛む」「正座すると痛む」「階段を昇降する時に痛む」などが最初の症状です。
変形性膝関節症で水(関節液)を抜くと癖になりませんか?
なりません。 水がたまる原因である関節の炎症がおちつくと、たまらなくなります。
最近テレビなどで腰部脊柱管狭窄症という言葉をよく聞きますが、くわしく教えてください。
脊柱管を構成する骨や椎間板が徐々に変形し、脊柱管が狭窄することで、その中の神経が圧迫され、ふとももやふくらばぎに痛みやしびれを生じる病気です。 「前屈みの姿勢をとると歩きやすくなる」「歩いてしばらくすると下肢のしびれ・痛みが出現する」このような症状がある方は腰部脊柱管狭窄症の疑いがあります。お気軽におたずねください。